クラシックカメラ 今月の「ひとこと」

チェキでアトム?

どうも。店主の早田清(はやたきよし)です。今回は変なタイトルなんだけど、やっていることはいたって真面目ですよ。まず用意するのは、ご存じフジのカードサイズインスタントフィルム、インスタックスとインスタックス専用チェキカメラ。

チェキ用フィルムで撮影
チェキ用フィルムで撮影

最近、チェキには白黒フィルムも出てるんだよね。チェキは、カメラマニアの人だと持っていることが多いんじゃないかと思うんだけど、そのままチェキで写真を撮るんじゃなくて、戦前のアトム判のカメラにチェキのフィルムを入れてみても写せるのか? という実験をしてみたら、意外に上手く写ルンですよ。

ベルクハイル デラックス
ベルクハイル デラックス 151,200円

このカメラ、フォクトレンダーのベルクハイルは1911年に登場したガラス乾板式のアトム判ハンドカメラ。その後シートフィルムの装填されたフィルムパックも発売されたけど、今は入手できない。撮影サイズは6×4.5センチなので、日本で1970年代に作られたブロニカETRのロールフィルムホルダーを改造してベルクハイルに装着できるようにして今でも普通に買える120フィルムで撮影できるものを5万円で発売しています。でも、もっと簡単に結果が見たいよね。

チェキで試し撮り
チェキで試し撮り

で、チェキのフィルムをベルクハイルのアパーチャーに差し込んで、空のシートパックを後ろからフタをする格好ではめてやると、これが意外に上手いこと撮影できるんだよね。モノクロのチェキフィルムを使うと雰囲気抜群ですよ。

デクルーロー
デクルーロー 64,800円

これはコンテッサ・ネッテルのアトム判カメラ、デクルーロー。パタパタと折り畳むとコンパクトになるけど、シャッターはフォーカルプレーン式で凝った作りのカメラだね。レンズは戦前のテッサー80ミリF2.7が付いている。

チェキで試し撮り
チェキで試し撮り

これもベルクハイルと同じやりかたで、カメラのアパーチャーにチェキフィルムを差し込んで、シートパックで押さえつける。光線漏れさえしていなければ、以外に上手く写っちゃうんだよね。

イカ・アトム
イカ・アトム 37,800円

はい、これがアトム判という名前の由来になったイカ・アトム。試し撮りの方法は前の2機種と同じ。カメラ本体と遮光したシートパックを用意して、真っ暗な部屋とかダークバッグの中でチェキのカートリッジからフィルムを1枚抜き取って、裏表を間違えないように手探りでイカ・アトムのアパーチャーに差し込んで、これまた手探りでシートパックでフタをする。そうしたら明るい所で撮影して、またもやダークバッグの中でイカ・アトムからチェキのフィルムを取り出してチェキフィルムのカートリッジの中に差し込んでやって、チェキにフィルムカートリッジを装填して空写ししてやればOK。

チェキで試し撮り
チェキで試し撮り

そうするとね、こんな具合で写ルンです。何だか変なんだけど100年前のカメラに使われていたガラス乾板と、チェキのインスタントフィルムのサイズがほとんど同じなのはスゴいことだよね。実際にやってみるとわかるけど、フィルムの裏表を間違えちゃったり光線が漏れてきたりして大変だったりするけれど、遊びとしては楽しいよね。アトム判のカメラをお買いあげいただいたお客さんには、リクエストがあればどんな風にやればいいのか教えてあげますよ。その後の結果は自己責任ということで、どうぞよろしくお願いします。

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